大切な人は、失ってから気づく。はもう古い!〜アロマタッチで気づいた事〜
アロマタッチ(マッサージ)の資格を習得して早半年。
昨夜、初めて父にアロマタッチをしました。
アロマタッチとは、8本のオイルを使い、心身のバランスを整える、誰もが簡単に出来るという素晴らしいマッサージ方法です。
オイルの効果って本当にすごいな〜。と感じられるこのアロマタッチですが、私にとってもっとすごいなと思うのが、この方法を学ぶことで、大切な人に触れられる。ということ。
すごく頑固で意地っ張りで素直じゃない私は、「やってあげるね♡」なーんてことは言えないので、「テクニック学んだから実験台になってー」といいます。笑
そして、そんな私が昨日、初めてお父さんにアロマタッチをしました。
余談ですが、お父さんと娘の関係って本当にすごく難しいなと思います。
お父さんを認めるということは、自分の中の男性性の部分を認めるということ。
私はどうしてもそれが認められなくて、思春期の反抗はとてつもなくひどく、それはそれはひどく、母を過呼吸にさせ、父を病気にさせたほど…。笑
そんなひどい反抗期を乗り越えてからも、お父さんには申し訳ない気持ちと気まずい気持ちでいっぱいで、素直になれず、逆らってばかり。
私の父は、なんと4回(5回?!)病気で死にかけて復活するという、驚異的な生命力の持ち主です。(心筋梗塞・脳梗塞・胃ガン・脳梗塞!!!笑)
いつも、病気になったときは、あー、本当にいなくなって欲しくないなあ、大切だなあ。って強く思うんです。
でも、日常生活に戻るとまた、元通り。
大切さなんてすぐに忘れて、また反抗。
今までずーっとこれの繰り返しでした。
つまり、父のことをずーっと認められなかったんです。
私の父は、きっと誰しもが羨むほどカッコいいパパです。
62歳になった今でも、体型に気を使い、ファッションセンスは超一流、博識で家事も手伝ってくれて、奥様をとても自由にしてくれる、、、
こんなにも素敵な父のことを、どうして認めてあげられないんだろうとずっと思っていました。
そんな父に昨日、初めてアロマタッチをしました。
父は気づいてなかったと思いますが、なぜだか、涙が止まりませんでした。
ずーっと心の中に溜まっていた、大好き。の気持ちを伝えられた気がしました。
アロマタッチを習った時ドクターに、心の中で
「I love you.」
と唱えながらやってみて、と教わったのですが、昨日はその言葉通り、ずーっと心の中で
「大好きだよ〜。」
と唱えながら施術しました。
なんだか、言葉では伝えられなかったことを、行動で伝えられている。そんな気持ちでした。
そして終わった後、あ〜、私は本当にお父さんが大好きで仕方なかったんだなあ。という真の気持ちに、やっと気付くことができました。
言葉は所詮、人が作り、人が伝えたもの。
つまり、誰かの使い回しでしかありません。
言葉で何かを伝えるのには、限界があります。
そんな心の奥底にある気持ちを行動で伝えられたことに、感動を覚えずにはいられませんでした。
世間ではよく、大切な人は失ってから気づく。
という言葉を口にしますね。
現代の日本の生活は、ストレス社会も度が過ぎてて、嫌いな人を好きになる方法、とか、周りにどう思われてるか気にしない方法、とか、そういう風に自分を守るための努力論を語るものはたくさん増えています。
確かに、ストレスを解放してあげられるのは自分しかいないし、嫌われない勇気を持つことはとても覚悟のいることで、素晴らしいことだし、必要なことです。
でも、大切なひとに、大好きだよ。いつもありがとね。って伝えられている人って、どのくらいいるんでしょうか。
自分を守る術ばかりに一生懸命なせいで、大切な人に気づけない人が増えている気がします。
ありがとう。の反対語は、当たり前、だというくらい、大切な人の存在ってなかなか気づけないです。
でも、誰だって、愛を伝えられたら嬉しいし、それだけで、生きててよかった〜と思えます。
嫌いな人に時間を割くよりも、大切な人に生きててよかった〜って思ってもらう方が、人として大切なことはのではないでしょうか?
最近は、SNSやスマートフォンの発達で、大切な人との連絡がとっても簡単で、さらに当たり前の存在のように感じられる時代です。
私自身、大切な人を当たり前の存在だと思いすぎていて後悔した事が、たくさんあります。
でも、時代の進歩と共に、私たちも進歩して行かなければならないと思います。
もう後悔はしないように。
だから、手遅れになる前に、是非、大切な人の手を握ってあげて欲しいし、体に触れてあげて欲しいです。
特に両親。
久々に触れたのは、冷たくなってからだった。
では本当に遅いです。
明日は満月。
是非、満月を口実に、大切な人に触れてあげて欲しいと思います。
大切な人は、失ってから気づく
ではなく
大切な人をずっと大切だと思える。
そんな人間になるために、そんな社会にするために。
これからを生きる私たちは、努力しなければならないと思います。
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