本物の自信をつけるためには〜苦しみにさようなら!〜
人間の構成元素
酸素 O 63%
炭素 C 20%
水素 H 10%
窒素 N 3%
その他 4%
(カルシウム,リン,硫黄,その他知ってる物質達)
大体こんな感じだそうです。
もちろん、こんな大ざっぱなものではなく、もっと複雑ではありますし、
「じゃあ、実験で人間を1から作ってみよう☆」
なんてことは、限りなく無理に近い訳で、まだまだ神秘的な存在の人間ではありますが、それでも人間って物質から出来ています。
現在、人間の知っている物質は、宇宙の中に存在する物質のたったの4%だと言われています。
私たちはその、宇宙の中の4%の中から構成されている生き物なわけです。
宇宙からしたらかなり小さい、ミジンコより小さい、そんな存在なのかもしれません。
さて、何でいきなりこんな事を書いたかというと、自分のくだらないプライドを捨てる為です!!!!!笑
そして初心に返るため。
私は、非常に、プライドが高いです。
しかもそのプライドというのも、過去に対するプライド。
私は色んなことを経験して悲しいことも、苦しいことも乗り越えて来たんだ。
皆より強いんだ。
輝かしい経験もいっぱいしたし、私は他の人と違うんだ!
だから大丈夫だ!!!!
みたいな。
今まで、そのような自信を胸に、根拠のない自信と共に生きて来ましたが、もちろんそれがプラスに働いたこともたくさんあります。
世の中に溢れかえっている成功法則系の本には、
「根拠のない自信と誇りをもつこと」
とほとんどのものに書いてあります。
だから私も、この生き方で正解。
私はこれで大丈夫。
と思って来ました。
でもその割には、何か周りの目は気になるし、いざという時堂々と出来ないし、いつも不安だし、受け入れられるのか怖いし、、、みたいな。
なんでだろう。努力が足りないのかな?
なんて思って来ましたが、
いや違う、根本的にこの生き方じゃ、前に進めないんだ。ということにやっと気づきました。
自信というのは、自分を信じること。
自分を信じるにはまず、自分を認めることが大切だと思います。
でも、
「自分を認めること」と
「自分を正当化すること」
って全然違いますよね。
仏教の言葉の中に、「無明」という語があります。
「無明」とは、己の未熟さに気づいていない状態のこと。
ブッダは人間の苦しみは全てこの「無明」から始まる、と説いています。
自分はこれでいいんだ!こういう人間なんだ!
と決めつけている状態、つまり、自分を正当化している状態は、この「無明」の状態だと思います。
そして、自分を決めつけているが故に、新しい知恵や知識を入れられない、他人の意見を聞き入れることが出来ない、自然から何も学べない、前に進めない…。
だからいつか苦しくなります。
私も、なんだか苦しくなりました。笑
そんな状態から抜け出す為にはやはり、自分を認めること。
すなわち、自分の出来ないこと、知らないことに気づくということが大事。
そしてそれに気づいたあとに初めて「学ぶ」ことが出来るんだと思います。
そして、この「学ぶ」という過程で、私たちは自信を培って行くのではなかろうか、と思います。
冒頭に述べたように、人間はただの物質です。
自然に生かされ、宇宙に生かされている。
他人はもちろん、動物、植物、海、山、川、空、そして宇宙。
全てのものが学びの対象で、私たちに気づきをくれるものなんだと思います。
なのに、自分が生きて来た人生がすべて。なんて、、、
なんておこがましいのかしら!!!
と自分に対して強く思いました。笑
自分は、宇宙から見るとすごくちっぽけだし、まだまだ知らないことの方が多いし、本当にたくさんのものに生かされているんだと気づいた時、育ちや学歴肩書きなんて、なんのそのです。
まだまだ大きく変わって行きたい。
幸せになりたいしたくさんの人を幸せにしたい。
もっともっと良い人間になりたい!
だからこそ、これからは自分をミジンコ以下の人間だと思って生きていこう!
…というのは大袈裟ですが、それくらいの方が学べることは多いと思います。
私が、学生時代大好きだった江戸っ子っぽい哲学の先生が言っていました。
「今日と明日は違う人間かもしれねえし、
今日より明日の方がもっと良い人間だ。
こういう人生の方が絶対楽しいっすよ。
自分は◯◯な人間だ、なんて決めつけるもんじゃない。
人はいつだって違う人間になれるもんっすよ。」
と。
自分を決めつけず、謙虚に。
それが自信への第一歩だと信じます。
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